Ⅰ歴代誌25-27 ; ヨハネ9:1-23

Ⅰ歴代誌

第25章

25:1ダビデと軍の長たちはまたアサフ、ヘマンおよびエドトンの子らを勤めのために分かち、琴と、立琴と、シンバルをもって預言する者にした。その勤めをなした人々の数は次のとおりである。25:2アサフの子たちはザックル、ヨセフ、ネタニヤ、アサレラであって、アサフの指揮のもとに王の命によって預言した者である。25:3エドトンについては、エドトンの子たちはゲダリヤ、ゼリ、エサヤ、ハシャビヤ、マッタテヤの六人で、琴をもって主に感謝し、かつほめたたえて預言したその父エドトンの指揮の下にあった。25:4ヘマンについては、ヘマンの子たちはブッキヤ、マッタニヤ、ウジエル、シブエル、エレモテ、ハナニヤ、ハナニ、エリアタ、ギダルテ、ロマムテ・エゼル、ヨシベカシャ、マロテ、ホテル、マハジオテである。25:5これらは皆、神がご自身の約束にしたがって高くされた王の先見者ヘマンの子たちであった。神はヘマンに男の子十四人、女の子三人を与えられた。25:6これらの者は皆その父の指揮の下にあって、主の宮で歌をうたい、シンバルと立琴と琴をもって神の宮の務をした。アサフ、エドトンおよびヘマンは王の命の下にあった。25:7彼らおよび主に歌をうたうことのために訓練され、すべて熟練した兄弟たちの数は二百八十八人であった。25:8彼らは小なる者も、大なる者も、教師も生徒も皆ひとしくその務のためにくじを引いた。
25:9第一のくじはアサフのためにヨセフに当り、第二はゲダリヤに当った。彼とその兄弟たちおよびその子たち、合わせて十二人。25:10第三はザックルに当った。その子たちおよびその兄弟たち、合わせて十二人。25:11第四はイヅリに当った。その子たちおよびその兄弟たち、合わせて十二人。25:12第五はネタニヤに当った。その子たちおよびその兄弟たち、合わせて十二人。25:13第六はブッキヤに当った。その子たちおよびその兄弟たち、合わせて十二人。25:14第七はアサレラに当った。その子たちおよびその兄弟たち、合わせて十二人。25:15第八はエサヤに当った。その子たちおよびその兄弟たち、合わせて十二人。25:16第九はマッタニヤに当った。その子たちおよびその兄弟たち、合わせて十二人。25:17第十はシメイに当った。その子たちおよびその兄弟たち、合わせて十二人。25:18第十一はアザリエルに当った。その子たちおよびその兄弟たち、合わせて十二人。25:19第十二はハシャビヤに当った。その子たちおよびその兄弟たち、合わせて十二人。25:20第十三はシュバエルに当った。その子たちおよびその兄弟たち、合わせて十二人。25:21第十四はマッタテヤに当った。その子たちおよびその兄弟たち、合わせて十二人。25:22第十五はエレモテに当った。その子たちおよびその兄弟たち、合わせて十二人。25:23第十六はハナニヤに当った。その子たちおよびその兄弟たち、合わせて十二人。25:24第十七はヨシベカシャに当った。その子たちおよびその兄弟たち、合わせて十二人。25:25第十八はハナニに当った。その子たちおよびその兄弟たち、合わせて十二人。25:26第十九はマロテに当った。その子たちおよびその兄弟たち、合わせて十二人。25:27第二十はエリアタに当った。その子たちおよびその兄弟たち、合わせて十二人。25:28第二十一はホテルに当った。その子たちおよびその兄弟たち、合わせて十二人。25:29第二十二はギダルテに当った。その子たちおよびその兄弟たち、合わせて十二人。25:30第二十三はマハジオテに当った。その子たちおよびその兄弟たち、合わせて十二人。25:31第二十四はロマムテ・エゼルに当った。その子たちおよびその兄弟たち、合わせて十二人であった。

第26章

26:1門を守る者の組は次のとおりである。すなわちコラびとのうちでは、アサフの子孫のうちのコレの子メシレミヤ。26:2メシレミヤの子たちは、長子はゼカリヤ、次はエデアエル、第三はゼバデヤ、第四はヤテニエル、26:3第五はエラム、第六はヨハナン、第七はエリヨエナイである。26:4オベデ・エドムの子たちは、長子はシマヤ、次はヨザバデ、第三はヨア、第四はサカル、第五はネタネル、26:5第六はアンミエル、第七はイッサカル、第八はピウレタイである。神が彼を祝福されたからである。26:6彼の子シマヤにも数人の子が生れ、有能な人々であったので、その父の家を治める者となった。26:7すなわちシマヤの子たちはオテニ、レパエル、オベデ、エルザバデで、エルザバデの兄弟エリウとセマキヤは力ある人々であった。26:8これらは皆オベデ・エドムの子孫である。彼らはその子たちおよびその兄弟たちと共にその勤めに適した力ある人々で、合わせて六十二人、みなオベデ・エドムに属する者である。26:9メシレミヤにも子たちと兄弟たち合わせて十八人あって、皆力ある人々であった。26:10メラリの子孫ホサにも子たちがあった。そのかしらはシムリ、これは長子ではなかったが、父はこれをかしらにしたのであった。26:11次はヒルキヤ、第三はテバリヤ、第四はゼカリヤである。ホサの子たちと兄弟たちは合わせて十三人である。
26:12これらは門を守る者の組の長たる人々であって、その兄弟たちと同様に務をなして、主の宮に仕えた。26:13彼らはそれぞれ門のために小なる者も、大なる者も等しく、その氏族にしたがってくじを引いた。26:14東の門のくじはシレミヤに当った。また彼の子で思慮深い議士ゼカリヤのためにくじを引いたが、北の門のくじがこれに当った。26:15オベデ・エドムには南の門のくじ、その子たちには倉のくじ、26:16シュパムとホサには西の門のくじが当った。これは坂の大路にあるシャレケテの門のかたわらにあった。守る者と守る者とが相対していた。26:17東の方には毎日六人、北の方には毎日四人、南の方には毎日四人、倉には二人と二人、26:18西の方パルバルには大路に四人、パルバルに二人。26:19門を守る者の組は以上のとおりで、コラの子孫とメラリの子孫であった。
26:20レビびとのうちアヒヤは神の宮の倉および聖なる物の倉をつかさどった。26:21ラダンの子孫すなわちラダンから出たゲルションびとの子孫で、ゲルションびとの氏族の長はエヒエリである。
26:22エヒエリ、ゼタムおよびその兄弟ヨエルの子たちは主の宮の倉をつかさどった。26:23アムラムびと、イヅハルびと、ヘブロンびと、ウジエルびとのうちでは次のとおりであった。26:24すなわちモーセの子ゲルショムの子シブエルは倉のつかさであった。26:25その兄弟でエリエゼルから出た者は、その子はレハビヤ、その子はエサヤ、その子はヨラム、その子はジクリ、その子はシロミテである。26:26このシロミテとその兄弟たちはすべての聖なる物の倉をつかさどった。これはダビデ王と、氏族の長と、千人の長と、百人の長と、軍の長たちのささげたものである。26:27すなわち彼らが戦いで獲たぶんどり物のうちから主の宮の修繕のためにささげたものである。26:28またすべて先見者サムエル、キシの子サウル、ネルの子アブネル、ゼルヤの子ヨアブなどがささげた物。すべてこれらのささげ物はシロミテとその兄弟たちが管理した。
26:29イヅハルびとのうちでは、ケナニヤとその子たちが、つかさおよびさばきびととしてイスラエルの外事のために選ばれた。26:30ヘブロンびとのうちでは、ハシャビヤおよびその兄弟など勇士千七百人があって、ヨルダンのこなた、すなわち西の方でイスラエルの監督となり、主のすべての事を行い、王に奉仕した。26:31ヘブロンびとのうちでは、系図と氏族によってエリヤがヘブロンびとの長であったが、ダビデの治世の第四十年に彼らを尋ね求め、ギレアデのヤゼルで彼らのうちから大勇士を得た。26:32ダビデ王は彼とその兄弟など氏族の長たち二千七百人の勇士をルベンびと、ガドびと、マナセびとの半部族の監督となし、すべて神につける事と王の事とをつかさどらせた。

第27章

27:1イスラエルの子孫のうちで氏族の長、千人の長、百人の長、およびつかさたちは年のすべての月の間、月ごとに交替して組のすべての事をなして王に仕えたが、その数にしたがえば各組二万四千人あった。27:2まず第一の組すなわち正月の分はザブデエルの子ヤショベアムがこれを率いた。その組には二万四千人あった。27:3彼はペレヅの子孫で、正月の軍団のすべての将たちのかしらであった。27:4二月の組はアホアびとドダイがこれを率いた。その組には二万四千人あった。27:5三月の第三の将は祭司エホヤダの子ベナヤが長であって、その組には二万四千人あった。27:6このベナヤはかの三十人のうちの勇士であって三十人を率い、その子アミザバデがその組にあった。27:7四月の第四の将はヨアブの兄弟アサヘルであって、その子ゼバデヤがこれに次いだ。その組には二万四千人あった。27:8五月の第五の将はイズラヒびとシャンモテであって、その組には二万四千人あった。27:9六月の第六の将はテコアびとイッケシの子イラであって、その組には二万四千人あった。27:10七月の第七の将はエフライムの子孫であるペロンびとヘレヅであって、その組には二万四千人あった。27:11八月の第八の将はゼラびとの子孫であるホシャびとシベカイであって、その組には二万四千人あった。27:12九月の第九の将はベニヤミンの子孫であるアナトテびとアビエゼルであって、その組には二万四千人あった。27:13十月の第十の将はゼラびとの子孫であるネトパびとマハライであって、その組には二万四千人あった。27:14十一月の第十一の将はエフライムの子孫であるピラトンびとベナヤであって、その組には二万四千人あった。27:15十二月の第十二の将はオテニエルの子孫であるネトパびとヘルダイであって、その組には二万四千人あった。
27:16なおイスラエルの部族を治める者たちは次のとおりである。ルベンびとのつかさはヂクリの子エリエゼル。シメオンびとのつかさはマアカの子シパテヤ。27:17レビびとのつかさはケムエルの子ハシャビヤ。アロンびとのつかさはザドク。27:18ユダのつかさはダビデの兄弟のひとりエリウ。イッサカルのつかさはミカエルの子オムリ。27:19ゼブルンのつかさはオバデヤの子イシマヤ。ナフタリのつかさはアズリエルの子エレモテ。27:20エフライムの子孫のつかさはアザジヤの子ホセア。マナセの半部族のつかさはペダヤの子ヨエル。27:21ギレアデにあるマナセの半部族のつかさはゼカリヤの子イド。ベニヤミンのつかさはアブネルの子ヤシエル。27:22ダンのつかさはエロハムの子アザリエル。これらはイスラエルの部族のつかさたちであった。27:23しかしダビデは二十歳以下の者は数えなかった。主がかつてイスラエルを天の星のように多くすると言われたからである。27:24ゼルヤの子ヨアブは数え始めたが、これをなし終えなかった。その数えることによって怒りがイスラエルの上に臨んだ。またその数はダビデ王の歴代志に載せなかった。
27:25アデエルの子アズマウテは王の倉をつかさどり、ウジヤの子ヨナタンは田野、町々、村々、もろもろの塔にある倉をつかさどり、27:26ケルブの子エズリは地を耕す農夫をつかさどり、27:27ラマテびとシメイはぶどう畑をつかさどり、シプミびとザブデはぶどう畑から取ったぶどう酒の倉をつかさどり、27:28ゲデルびとバアル・ハナンは平野のオリブの木といちじく桑の木をつかさどり、ヨアシは油の倉をつかさどり、27:29シャロンびとシテライはシャロンで飼う牛の群れをつかさどり、アデライの子シャパテはもろもろの谷におる牛の群れをつかさどり、27:30イシマエルびとオビルはらくだをつかさどり、メロノテびとエデヤはろばをつかさどり、27:31ハガルびとヤジズは羊の群れをつかさどった。彼らは皆ダビデ王の財産のつかさであった。
27:32またダビデのおじヨナタンは議官で、知恵ある人であり、学者であった。また彼とハクモニの子エヒエルは王の子たちの補佐であった。27:33アヒトペルは王の議官。アルキびとホシャイは王の友であった。27:34アヒトペルに次ぐ者はベナヤの子エホヤダおよびアビヤタル。王の軍の長はヨアブであった。


ヨハネ

第9章

9:1イエスが道をとおっておられるとき、生れつきの盲人を見られた。9:2弟子たちはイエスに尋ねて言った、「先生、この人が生れつき盲人なのは、だれが罪を犯したためですか。本人ですか、それともその両親ですか」。9:3イエスは答えられた、「本人が罪を犯したのでもなく、また、その両親が犯したのでもない。ただ神のみわざが、彼の上に現れるためである。9:4わたしたちは、わたしをつかわされたかたのわざを、昼の間にしなければならない。夜が来る。すると、だれも働けなくなる。9:5わたしは、この世にいる間は、世の光である」。9:6イエスはそう言って、地につばきをし、そのつばきで、どろをつくり、そのどろを盲人の目に塗って言われた、9:7「シロアム(つかわされた者、の意)の池に行って洗いなさい」。そこで彼は行って洗った。そして見えるようになって、帰って行った。9:8近所の人々や、彼がもと、こじきであったのを見知っていた人々が言った、「この人は、すわってこじきをしていた者ではないか」。9:9ある人々は「その人だ」と言い、他の人々は「いや、ただあの人に似ているだけだ」と言った。しかし、本人は「わたしがそれだ」と言った。9:10そこで人々は彼に言った、「では、おまえの目はどうしてあいたのか」。9:11彼は答えた、「イエスというかたが、どろをつくって、わたしの目に塗り、『シロアムに行って洗え』と言われました。それで、行って洗うと、見えるようになりました」。9:12人々は彼に言った、「その人はどこにいるのか」。彼は「知りません」と答えた。
9:13人々は、もと盲人であったこの人を、パリサイ人たちのところにつれて行った。9:14イエスがどろをつくって彼の目をあけたのは、安息日であった。9:15パリサイ人たちもまた、「どうして見えるようになったのか」、と彼に尋ねた。彼は答えた、「あのかたがわたしの目にどろを塗り、わたしがそれを洗い、そして見えるようになりました」。9:16そこで、あるパリサイ人たちが言った、「その人は神からきた人ではない。安息日を守っていないのだから」。しかし、ほかの人々は言った、「罪のある人が、どうしてそのようなしるしを行うことができようか」。そして彼らの間に分争が生じた。9:17そこで彼らは、もう一度この盲人に聞いた、「おまえの目をあけてくれたその人を、どう思うか」。「預言者だと思います」と彼は言った。9:18ユダヤ人たちは、彼がもと盲人であったが見えるようになったことを、まだ信じなかった。ついに彼らは、目が見えるようになったこの人の両親を呼んで、9:19尋ねて言った、「これが、生れつき盲人であったと、おまえたちの言っているむすこか。それではどうして、いま目が見えるのか」。9:20両親は答えて言った、「これがわたしどものむすこであること、また生れつき盲人であったことは存じています。9:21しかし、どうしていま見えるようになったのか、それは知りません。また、だれがその目をあけて下さったのかも知りません。あれに聞いて下さい。あれはもうおとなですから、自分のことは自分で話せるでしょう」。9:22両親はユダヤ人たちを恐れていたので、こう答えたのである。それは、もしイエスをキリストと告白する者があれば、会堂から追い出すことに、ユダヤ人たちが既に決めていたからである。9:23彼の両親が「おとなですから、あれに聞いて下さい」と言ったのは、そのためであった。


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